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スマホを使った内職商法とは?
こんにちは。
エクステージ総合法務事務所 法律秘書・みらいです。
以前、悪徳業者のことを「ある意味では、がんばる業者だ」ということをお話しました。
彼らは、関連する法律改正に敏感ですし、次々に新しい手口を考えます。
●時代と共に変わる「内職商法」の商材
例えば「内職商法」という昔からある悪質商法でも、時代と共に使われる「商材」は変化しています。
古くは、「宛名書き」や「折鶴」などがあり、パソコンが普及してからはパソコン本体を購入させた上で「データ入力」という仕事(=内職)も多く見られました。
変わった所では、「ある生物を養殖する」という内職もあります。
使われる生物は例えばタニシ、コオロギ、カエルなどです。これらの生物を最初に非常に高額な値段で仕入れ、業者が用意したマニュアル等に沿って飼育します。
そして養殖(繁殖)させた生物を業者が買いとる。仕入れと買取額の差額が「儲け=内職の利益」になる、という仕組みです。
しかし、この場合も業者が最初に約束した価格で買い取ってくれなかったり、生物が思うように上手く繁殖せず、数が増えない等の理由などで儲けにはならない場合が多いようです。
●「スマホで簡単な副業」をうたう業者が増えている
そして最近では、「スマートフォン」を使った内職商法の被害が増えているようです。
特に被害相談が多かった会社について、消費者庁は注意喚起を促しています。
これらの会社は「高額収入」「スマホで簡単な仕事」などの触れ込みで、例えばホームページの文章作成などの仕事を紹介していた、ということです。手口としては、連絡がきた人に「研修」を受けさせて、その後に初期費用(50万円)やサーバー費用(300万円)などを請求します。
被害を受けた方は全国で40名弱ですが、被害額は5500万円にのぼっています。そして、業者から報酬はほとんど払われなかった、ということです。
●「高額な初期費用」がかかる場合は特に注意を
内職にも色々な手法(方法)があります。
一概には言えませんが、そもそも「お金を稼ぎたい」ので始める仕事(内職)なのに、仕事を始める前提として高額な初期費用(登録料、
教材・パソコン等の機材の購入費)等がかかるのでは、本末転倒…と言えるかもしれません。
内職商法の被害にあわれた方のお話をうかがうと「最初に高額な費用を払っているので『せめて初期費用を取り戻すまでは…』とやめられなかった」と言う方も多くいらっしゃいます。
そのほか、初期費用について一度に支払ができないので、ローンを組んでしまい「ローンの支払が続いている間はやめられなかった」とおっしゃる方もいます。
悪質業者は、日々「新しいだましの手口」や「だますための商材」等を考えています。
契約した後に「契約前に聞いていた話とちがう…」等、不審な点があるようなら、早めにご相談ください。
早めのご相談が被害を最小限にしますし、払ったお金を取り戻したり、支払停止抗弁ができたり…と救済の道へと繋がります。
当事務所では、年中無休で全国からのご相談を受付ております。
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